令和3年8月12日時点陽性者数(累計)5,529人前回報告日(11日)からの増分+117人
令和3年8月12日時点
10歳未満 208人
10代 323人
20代 1,476人
30代 1,152人
40代 856人
50代 686人
60代 295人
70代 241人
80代 214人
90代以上 78人
陽性者の状況(令和3年8月12日時点)
入院中 | 43人 |
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宿泊療養 | 79人 |
自宅療養 | 422人 |
退院・治癒等 | 4,937人 |
死亡者数 | 48人 |
新型コロナウイルス感染症に関する最新動向についてお知らせします。
墨田区における感染の広がりを表す指標ですが、8月5日現在、ほぼすべての項目が「ステージ4」となっています。特に「療養者数」、「1週間の新規感染者数」は急増しています。区内の病床使用率も50%を超えている状況です。
こうした状況において、区では、「軽症・中等症」に対応できる、区民のための「優先病床」を20床確保しました。ここでは、高流量の酸素を鼻から投与できる「ネーザルハイフロー」を備え、人工透析にも対応可能です。このほか、医師会の協力の下、自宅でも酸素吸入やステロイド治療を迅速に始められる在宅診療の体制も強化しています。
次に、日別の新規感染者数のグラフについてです。
墨田区では、新規感染者が増加しています。黒の折れ線グラフは「人口10万人あたり1週間の新規感染者数」です。第5波直前の6月6日から8週間で約10倍に感染者が増加しています。
1週間あたりでは約1.3倍ずつ感染の拡大が加速しており、注意が必要です。
次に、年齢別、週ごとの感染者数の推移です。
緑の帯グラフの20代と30代が増加し、感染者の6割以上を占めています。一方、黒の折れ線グラフを見ると、60歳以上の高齢者はワクチン接種の進行に伴い全体の2%に激減しています。
感染場所については、家庭内感染が約半数を占めますが、次いで飲食店や会食による感染が増えています。
現在、国と連携したモニタリング検査を繁華街や事業所で実施するほか、飲食店の見回りと感染対策の支援を強化しています。
新しい治療薬についてお知らせします。
墨田区では、先月末から区内の病院で「抗体カクテル療法」を開始しました。国内初の軽症者向け治療薬として先月承認された「抗体カクテル療法」ですが、2種類の抗体が作用して、重症化や死亡のリスクを70%抑える効果があります。国内では供給量が限られるため、登録を受けた医療機関のみで使用されています。
対象者は、基礎疾患がある症状の軽い入院患者で、区民のために20床確保している「優先病床」で、治療を行います。
本日、8月6日までに、11人に対して「抗体カクテル療法」を行い、いずれも経過は良好です。
この治療が適応となる入院患者の方には、区から直接案内をしており、一般の方からのお問い合わせには対応できませんので、ご了承ください。