altgolddesu’s blog

つれづれなるままに日暮らし

オーストラリア 中国の圧力

www.tokyo-np.co.jp 

【北京=中沢穣】

中国とオーストラリアの関係が急速に悪化している。モリソン豪政権が新型コロナウイルスの発生源を調べるために「独立調査」の実施を求めているのに対し、中国側はワインや牛肉の輸入制限を示唆して経済的圧力を強めている。両国政府間の非難合戦にも歯止めがかからない状態になりつつある。

 在豪中国大使館の発表によると、成競業(せいきょうぎょう)大使は四月二十六日に豪紙の取材に、ウイルス発生源を巡る独立調査について「米国の政治屋が(感染拡大の)責任を押しつけるために主張している。豪政府は米国と結託して中国を攻撃している」と拒否する考えを示した。さらに「中国国民は豪州のやり方に強烈な不満と深い失望を感じている。同じ状況が続けば、なぜ豪州産のワインや牛肉を飲み食いするのかと疑問を持つだろう」と言及した。

 貿易関係を利用して他国に圧力をかけるのは中国の常とう手段といえる。豪メディアによると、成氏の発言を受け、豪外交貿易省幹部は同二十七日に成氏に電話で遺憾の意を伝えた。

 ところが、同大使館は「豪側が電話の内容を著しく歪曲(わいきょく)してリークした」と反発し、成氏と同省幹部との電話のやりとり全文を公表。「小ざかしい策を弄(ろう)するのは中国の伝統ではないが、やられれば受けて立つ」との声明を出し、両国の外交当局が「外交的な取り決めに違反した」と互いを非難し合う事態になった。

 中国政府は、中国の責任を追及する動きが国際社会で拡大することを警戒する。中国紙、環球時報の胡錫進(こしゃくしん)編集長は短文投稿サイト微博(ウェイボ)で「豪州は中国の靴にへばりついたガムのようだ。石を使ってこすり落とせ」と豪州への強硬姿勢を主張。二十九日付の同紙英語版は石炭の輸入にも影響が出る可能性を伝えた。

 豪州にとって中国は輸出の三割を占める最大の貿易相手国。一方、中国海軍の影響力拡大に神経をとがらせており、ここ数年は両国関係の悪化が続いている。

www.google.com 

www.afpbb.com

www.google.com