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第12回 エネルギー変換の化学 @ 化学反応論−分子の変化と機能(’17)

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化学反応論−分子の変化と機能(’17) シラバス

現在膨大な種類の分子が知られているが、それらの分子に含まれる元素の種類は意外にも少ない。このことはつまり、物質の多様性の起源が化学結合の組み替えにあることを意味する。この結合の組み替えが化学反応である。化学反応の理解を通じて我々は様々な物質を合成して生活を豊かにしてきたし、我々の生命活動自体が複雑な化学反応のネットワークに支えられている。本科目では、化学平衡、反応速度、触媒作用などの化学反応論の一般的な側面を熱・統計力学に基づいて演繹的に導くとともに、化学者が経験的に明らかにしてきた典型的な反応のパターンについて整理し、基礎理論に基づいた体系的な理解を目指す。

1.化学反応の駆動力としての自由エネルギーについて理解する
2.化学反応速度に対する遷移状態理論の概要を理解する
3.典型的な化学反応のパターンに基づいて反応の分類ができるようになる
4.典型的な化学反応についてその反応の原理を理解する

第12回 エネルギー変換の化学

化学反応を通じて様々な形態のエネルギーを相互に変換可能であることを学ぶ。とくに、人工光合成を中心としたエネルギー変換過程における化学反応について現状を整理する。

【キーワード】
励起分子の酸化および還元力、光電池、本多・藤嶋効果、色素増感太陽電池、Z スキーム、ATP 合成酵素

担当講師:安池 智一(放送大学准教授)