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つれづれなるままに日暮らし

<BSフジサスペンス劇場>『浅見光彦シリーズ13 津軽殺人事件』

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 榎木孝明浅見光彦に扮する人気シリーズ。第13弾となる今回は東京と青森を舞台に、太宰治が描いたという幻の肖像画を絡めながら連続殺人の謎を追う。
 ルポライター浅見光彦榎木孝明)が、東京・三鷹禅林寺で出会った弘前古書店主、石井(木村元)が、宿泊していた赤坂のホテルで毒殺される。石井は津軽出身の作家、太宰治が描いたという幻の肖像画を買い付けに上京していた。
 石井は、切り取った手帳に太宰の短編からとった文章「コスモス、無残。マネク、ススキ。アノ裏ニハキット墓地ガアリマス」をダイイングメッセージとして残していた。
 石井の娘、靖子(石原真理絵)と共に弘前へ出かけた光彦は、石井古書店の仏間で養鶏業者の高野(井原啓介)に出会うが、その高野も蟹田町の河原で絞殺される。
 ヒロインの石井靖子役はTBS系「ふぞろいの林檎たち」以来4年ぶりのドラマ復帰となる石原真理絵が、また青森県の地元の実力者・加部伸也役には実力派の田中健が扮する。浅見光彦の兄で刑事局長、陽一郎には西岡徳馬、母・雪江には野際陽子というお馴染みのメンバーが脇を固める。脚本は大久保昌一良、演出は小平裕。 

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青森屈指の富豪の家庭に生まれた

太宰治は、生涯自らの家を建てることはなかった。

「どこに住んでも同じことである。格別の感慨も無い。(中略)どうでも、いい事ではないか。私は、衣食住に就いては、全く趣味が無い。大いに衣食住に凝って得意顔の人は、私には、どうしてだか、ひどく滑稽に見えて仕様が無いのである」(『無趣味』)

衣食住に「無趣味」の太宰が住んだ生涯で最も贅沢な住宅は生家である。太宰治(本名:津島修治)は1909年、青森県北津軽郡金木村大字金木字朝日山414番地、津島家の和室10畳間で生まれた。当時、完成してから2年ほどとまだ新しい豪邸は、1階が11室278坪、2階が8室116坪、庭園などを含めた宅地は約680坪、建築費は約4万円だったという。公務員の初任給が50円という時代であるから、ケタ違いの大金である。

津島源右衛門は1904年に青森県内の多額納税者番付で4位となっており、金融業を営む津島家は青森屈指の富豪であった。

「私の家系には、ひとりの思想家もいない。ひとりの学者もいない。ひとりの芸術家もいない。役人、将軍さえいない。実に凡俗の、ただの田舎の大地主というだけのものであった。(中略)この父は、ひどく大きい家を建てた。風情も何も無い、ただ大きいのである。間数が三十ちかくもあるであろう。それも十畳二十畳という部屋が多い。おそろしく頑丈なつくりの家ではあるが、しかし、何の趣きも無い」(『苦悩の年鑑』)

この家は、現在太宰治記念館「斜陽館」として知られ、2004年には近代和風建築の代表例として国の重要文化財にも指定されている。そうした壮麗な造りも太宰にとってはとりたてて注目すべきことではなかった。

ただ、父親の生家である松木家を訪ねた際、新たな面を発見してもいる。 

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www.aptinet.jp 太宰治記念館「斜陽館」

www.aptinet.jp 史跡 亀ヶ岡石器時代遺跡 , 「北海道・北東北の縄文遺跡群」

www.aptinet.jp   遮光器土偶(レプリカ) 

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