新型コロナの感染拡大で医療体制がひっ迫する中、東京都は、高齢者施設を除く、「自宅」で療養中に亡くなった人が３２人いて、このうち２１人は、第５波の８月に集中していたことを明らかにしました。
東京都内で、去年１２月から先月までの間、高齢者施設の入所者を含む自宅療養中の死者は６８人いて、このうち「自宅」で死亡した人は３２人でした。
３２人のうち２１人は、第５波の８月に亡くなっていて、医療体制のひっ迫が影響した可能性があります。また、約６割が５０代以下でした。
一方、３人以上の感染者が出た施設の種類を、第３波の１月と第５波の７月で比べると、飲食店が６件から２３件、企業は２２件から１１７件、学校は２２件から５６件に大きく増えました。
一方、医療機関は、１月は５６件でしたが、７月は５件と大きく減っていて、ワクチン接種の効果とみられます。
