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つれづれなるままに日暮らし

第13回 酸化還元 @ 初歩からの化学(’18)

初歩からの化学(’18)

第13回 酸化還元

担当講師:安池 智一(放送大学教授)  

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たたら

ふいご

ケラ

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中国地方の「たたら」の特徴
中国地方では、古墳時代後期から箱形炉による製鉄が一貫して続けられ、おそらく室町時代には国内随一の鉄生産地に成長したとみられています。しかし、その製法は、古代の製鉄がそのまま発展したものでなく、古代末期から中世に進められた技術改良の積み重ねを経て確立されていったものです。なかでも今日まで奥出雲に受け継がれているたたら製鉄は、この地特有の自然条件と先人の試行錯誤によって形づくられた、日本独自の砂鉄製錬技術の完成された姿といえます。
中国地方における製鉄遺跡の概要
6世紀後半から11世紀頃まで――吉備きび国に集中
 中国地方のたたら製鉄遺跡は、石見いわみ(島根県西部)、出雲いずも(島根県東部)、伯耆ほうき(鳥取県)、備前びぜん(岡山県南東部)、備中びっちゅう(岡山県西部)、備後びんご(広島県東部)、美作みまさか(岡山県北東部)、および播磨はりま(兵庫県西部)の各地で確認されています。この地域では、6世紀後半から11世紀頃の製鉄遺跡が現在のところ70余り確認されています。中でも、備前、備中、美作と備後にまたがる地域、古代日本においては吉備きび国にあたる地域にその大半が集中しています。