第8回 恒星の世界
本章では恒星の研究に大きな役割を演じてきたHR図について学ぶ。恒星はHR図上での位置をもとに主系列星、巨星・超巨星、白色矮星に分類される。また、可視光の観測に用いられる光学望遠鏡や電波の観測に用いられる電波望遠鏡に関する知識やスペクトルの研究に欠かせない量子論についても触れる。
【キーワード】
見かけの等級、絶対等級、光学望遠鏡、電波望遠鏡、HR図、主系列星、赤色巨星・超巨星、白色矮星、スペクトル型、量子論
担当講師:吉岡 一男(放送大学名誉教授)
補償光学
ベラット
ヘルツシュプルング・ラッセル図(HR図、HRD、Hertzsprung-Russell Diagram)とは、縦軸に絶対等級もしくは光度、横軸にスペクトル型(表面温度)や有効温度をとった恒星の散布図のことである。