日本という国家のあり方がどう築かれたのかを、天武天皇と持統天皇を通じて考える。中国から律令制を導入し、国家体制を整え、外交関係を樹立する道筋について、所謂「大化の改新」事件から壬申の乱を経て辿る政治の動きから捉える。これにより天武天皇と持統天皇の政治がいかなるものであり、その後の政治や社会にどのような影響を与えたのかを探る。
【キーワード】
律令国家、日本の国号、
第38代 天智天皇 (*)
第40代 天武天皇 (*)
第41代 持統天皇 (*)
五味文彦 | 著者プロフィール | 新潮社
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五味文彦のプロフィール:1946年生まれ。東京大学文学部教授を経て、現在は放送大学教授。東大名誉教授。『中世のことばと絵』でサントリー学芸賞を、『書物の中世史』で角川源義賞を受賞し、以後、日本中世史研究をリードして来た。近年の著書に『後白河院―