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つれづれなるままに日暮らし

英語をいつから習えばいいのか @ 勝間和代_メルマガ

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出所:勝間和代オフィシャルメールマガジン*

11月27日、フジテレビ「なかよしTV」で、外国籍の方と、日本人とを交えた討論番組

英語の早期教育」の是非がありました。

その前振りとして、お笑いタレントの大久保佳代子さんと、私に、それぞれどっきりをしかけて、外国人に街で突然話しかけられたどうなるか、という対応でした。

おかげさまで、私は社会人になってから英語を学んで、よほどの早口でない限り、相手の言葉は英語ならだいたいわかりますので、特に驚くことなく(実際、ふだんも道を聞かれ利するので)、いろいろな会話をにこやかにして終わりました。

放送するまでまったく覚えていなかったのですが、その仕掛け人のイケメンの外国人が去ろうとしたときに、私が残念そうに「Are you leaving? (もういっちゃうのーーー)」みたいな声かけをしたところが笑い話になっていましたが、つい、反射的にでちゃったんですよね。

一方、大久保佳代子さん側には、正直、多少意地悪い設定で、「君のお笑い話はおもしろくないよ」みたいなことを英語で言われたときに、それが理解できるか、反応できるかと言うことだったのですが、英語ができないと、そういう突発的な意地悪に対しても対応できずに、その場を去るしかない、というロケになっていました。

要は、英語ができるとできないとでは、こんなに国際交渉においても有利になったり、不利になったりします、というアナロジー(比喩)なのですが、そのVTRを見せた上で

「だからこそ英語学習を早期化した方がいいのでは」

という是非だったのです。私はそれでも

「過度な早期化は必要ない」

という反対派の立場をとりました。英語が話せるにもかかわらず、という意外さだったようですが、これは成毛真さんや森永卓郎さんも同じ意見でした。

理由は何かというと単純で

「本当に必要だと思わないと、日本の環境でちょっとやっただけでは時間の無駄だから」

に尽きます。

実際、いまの中学校からの英語教育でも、ほんとうはカリキュラムをもう少しちゃんとすれば、十分に学べるくらいの時間数はあります。

しかし、今の英語の勉強は「受験英語勉強」になっていて、「交渉や会話、情報収集のための英語勉強」に全くなっていないのです。

英語の早期化をするくらいだったら、大学入試の英語をペーパー試験から、ネイティブとの面接試験にする方が、よほど効果が高いでしょう。

また、日本語が固まる前に、英語を学ぶと思考の混乱や、あるいは語彙の不足を招くかもしれないというリスクもあります。日本語は、英語とかなり離れた言語であるというハンデも忘れてはいけないと思います。

早期化については、なんか、やりやすいところだけを解決する、というよくある「とりあえず解決方法」に見えてしまいます。それだけを単独で否定し続けるつもりはありませんが、やはり、早期化が必要ないように現在のカリキュラムを立て直す方が、優先順位は高くないでしょうか?

とはいえ、すでに大人になってしまった私たちは、それでも、英語ができた方が仕事の機会も、収入の機会も格段に増すことは事実です。英語は、ガラパゴス日本から脱出するための鍵なのです。

勝間塾では、1月の講座が「英語」をテーマとしています。英語教育の専門家のネイティブの先生を招き、どのような英語学習が日本人にとって効果的なのか、また、何が現在の学習の障害なのか、丁寧に教えていただく予定です。

さらには、勝間塾では塾生同士のコミュニティで、より英語の上手な人が、他の人に教え合うコミュニティ・ラーニングも盛んです。

ぜひ、社会人になって英語を立て直したいという方、ご参加ください。多くの仲間が待っています。TOEICの点数も跳ね上がった人多数です!!