「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産が決まり、日本列島の古代に注目が集まっている。今回は、土偶やハニワの顔の研究から、古代人のこころに迫るスペシャル。
東京大学名誉教授・設楽博己さんは、顔にイレズミとみられる表現が、縄文から弥生、古墳時代にかけて、形を変えて現れることを発見した。縄文的なこころが、形を変えて、弥生時代や古墳時代に伝えられているのだろうか?最新の考古学の知見をもとに、「顔」が語る古代人の「こころ」をひもとく。そこから、弥生時代後期から古墳時代にかけて、大和地方に顔をめぐる驚くべきミステリーが浮かび上がってきた。