第3回 現代までの天文学
前章で学んだ時期の天文学は、天体力学や位置天文学の分野の天文学が主流だったが、その後、天体物理学の分野が盛んになり、現代の天文学につながっていく。本章ではこの時期の天文学の歴史を述べる。ただし、前提となる必要な知識量が大幅に増えるので、それを1つの章で丁寧に扱うことはできない。詳しい内容は後の章に委ねることにして、ここでは基礎的な物理法則を交えながら全体の流れを述べる。
【キーワード】
スペクトル、電場・磁場、太陽のエネルギー源、恒星の進化、宇宙の膨張
担当講師:吉岡 一男(放送大学名誉教授)