主任講師名:谷口 義明(放送大学教授)
【講義概要】
現代物理学と天文学が解き明かしつつある宇宙の誕生と進化について解説する。宇宙の観測は電磁波、重力波、および宇宙線と多岐に渡っている。そこで、まず宇宙の観測がどのように行われているかを概観し、これらの情報を読み解く方法について講義する。宇宙の理解には物理学の助けが必須である。物理学を使いながら、宇宙そのものと宇宙に存在する様々な天体(銀河、星、惑星、星雲など)の誕生と進化を理解する方法についてできるだけ平易に講義する。
【授業の目標】
宇宙に存在する様々な天体(銀河、星、惑星、星雲など)の誕生と進化について、教養学部としてのレベルで必要な知識を身に付ける。また、基礎的な物理学の知識を学びながら、宇宙の誕生と進化について理解を深める。
【履修上の留意点】
宇宙分野のもう1つの専門科目である「太陽と太陽系の科学('18)」は恒星としての太陽の性質と惑星を扱うので、合わせて履修することが望ましい。また、物理学の基礎的な知識の習得にも心がけることが望ましい。
※この科目の通信指導はWebのみでの提出となります。郵送では受け付けませんので、ご注意ください。
第7回 超新星爆発と宇宙の化学進化
水素とヘリウムだけしか存在しなかった宇宙が、恒星のはたらきで様々な元素で満たされたことを理解し、元素の量がその天体の形成年代の指標となること、恒星の種族について学ぶ。
【キーワード】
超新星爆発、核反応、恒星の種族
担当講師:山岡 均(国立天文台准教授)
ハロー星