第11回 天の川銀河とその発見
私たちの太陽系は、恒星や星間物質の大集団である天の川銀河に属している。本章では、天の川銀河の存在がどのようにして認識されてきたかを述べる。天の川銀河は、円盤部とその中心に位置するバルジとそれらを取り囲むハローから構成されている。円盤部の天体は、天の川銀河の中心のまわりをほぼ円運動している。そして天の川銀河の中心には巨大ブラックホールが存在している。本章ではこれらのことについても学ぶ。
【キーワード】
ハーシェルのモデル、シャプレーのモデル、円盤部、バルジ、ハロー、星間物質、種族Ⅰ・Ⅱ、巨大ブラックホール
担当講師:吉岡 一男(放送大学名誉教授)
いて座A 天の川銀河の中心
初歩からの宇宙の科学(’17)
第12回 銀河とその種類
天の川銀河の外側の宇宙には、天の川銀河と同じ規模の天体の集団である銀河が多数存在している。本章では、まず、このような銀河の存在が認識されてきた歴史を学ぶ。銀河は、渦巻銀河や楕円銀河や不規則銀河などの種類に分類される。さらに銀河には、激しい活動をしているものもある。最後に、本章では、宇宙には電磁波を放たないダークマターと呼ばれる正体不明な物質が大量に存在していることも学ぶ。
【キーワード】
ハッブルの分類、渦巻銀河、楕円銀河、不規則銀河、スターバースト銀河、AGN、ダークマター
担当講師:吉岡 一男(放送大学名誉教授)
渦巻星雲