2024年度までに合計でおよそ1兆6千億円を投資する。
4Gなどに使ってきた電波を転用する投資も合わせると5年間で3兆円近くになるという。
5Gは通信速度は4Gの最大100倍になり、情報伝達の遅れは10分の1に低減する。
人工知能(AI)やあらゆるモノがネットにつながる「IoT」といったデジタル経済が急進し、さらに生活や産業に浸透する基盤となる。
遠隔操作の精度も格段に向上する。コマツは遠隔地から現場にある無人建機を操作して作業できるシステムを開発中だ。
操作と実際の建機の動きのずれが認識できないほどわずかになるため、精緻な動きも再現できる。
日立製作所や東京女子医科大学は20年に複数の画像データを一元管理する手術システムを発売する予定だが、こうしたシステムに5Gを使えばさらに精度が高まる。
英調査会社のIHSマークイットは、5Gが日本の国内総生産(GDP)を今後15年間で計55兆円押し上げると試算する。
米国と韓国は今月、いち早く一般向けに5Gのスマホサービスを始めた。
20年には日本のほか、主要20カ国・地域(G20)のうち、英国やドイツなど17カ国でサービスが始まる。
中国は企業と政府、研究機関が一体となって開発にまい進する。
「5G」免許交付 4キャリアのエリア、料金、端末はどうなる?(ITmedia ...