altgolddesu’s blog

つれづれなるままに日暮らし

Google 広告でウェブサイトのコンバージョンをトラッキングする方法

Google 広告でウェブサイトのコンバージョンをトラッキングする方法
この記事では、コンバージョンに至るまでにユーザーがお客様の広告で行ったインタラクションを測定する仕組みについて詳しく解説します。また、あらゆるブラウザでのコンバージョンを確実に測定するためのガイドラインについてもご説明します。

ユーザーがテキスト広告のクリックや動画広告の視聴などのインタラクションを行うと、その操作に関する情報を含む CookieGoogle ドメインに保存されます。ウェブサイトでコンバージョンが発生すると、サイトに挿入したコンバージョン トラッキング タグによって Cookie 情報が読み取られ、コンバージョン情報とともに Google 広告へ返送されます。広告のインタラクションに関する情報を保存するこの Cookie は、ブラウザの設定などが原因で利用できないことがあります。こういった場合、Google 広告では次の方法でクリックからのコンバージョンをより正確にトラッキングできます。

事前の準備
コンバージョンを正確に測定するには、サイト全体を網羅するタグが必要です(後述のトラッキング方法の説明をご覧ください)。タグを挿入する前に、次の点をご確認ください。

すべての Google 広告アカウントで自動タグ設定を有効にします。
ラッキング URL でクリック トラッカーを使用している場合や、ウェブサイトでサーバーサイド リダイレクトを使用している場合は、ランディング ページに GCLID(Google クリック ID)が渡されるようにしてください。
iFrame 内(Floodlight など別のトラッキング タグ内)ではタグを呼び出さないでください。
コンバージョンをトラッキングする方法
コンバージョンをトラッキングするには次の 3 つの方法があります。いずれの場合も、サイト全体を網羅するタグを実装して、ドメインに新しい Cookie が設定されるようにします。この Cookie には、サイトへユーザーを誘導した広告クリックに関する情報が保存されます。

方法 1: 新しい Google 広告コンバージョン トラッキング タグを使用してコンバージョンをトラッキングする
ユーザーが使用するブラウザに関係なく、すべてのコンバージョンを測定するには、新しい Google 広告コンバージョン トラッキング タグを使用することをおすすめします。このタグは、グローバル サイトタグとイベント スニペットで構成されており、広告主様のドメインに新しい Cookie を設定します。この Cookie には、ウェブサイトへユーザーを誘導した広告クリックに関する情報が保存されます。さらに、この Cookie は、コンバージョン トラッキング タグに含まれている GCLID(Google クリック ID)パラメータから広告クリック情報を受け取ります。

新しいコンバージョン トラッキング タグを使用するには、事前の準備が必要です。

新しいコンバージョン トラッキング タグのコード スニペットは、Google 広告リニューアル版でウェブサイトのコンバージョン トラッキングを設定する際に取得できます。

オプトアウト方法
サイトのドメインにファースト パーティの Cookie を設定したくない場合は、以下のハイライト表示されている部分をグローバル サイトタグの config コマンドに追加してください。

gtag('config', 'AW-123456789', {'conversion_linker': false});
コンバージョンの計測精度が低下するため、オプトアウトはおすすめしません。

方法 2: Google タグ マネージャーを使用して、新しいコンバージョン リンカータグを追加する
Google タグ マネージャーを使用すると、簡単にタグをウェブサイトに追加したり、既存のタグを更新したりできます。ページのコードを変更する必要はありません。Google 広告のコンバージョン トラッキング タグに必要な広告クリック情報が渡されるようにするために、次の手順も行ってください。

Google タグ マネージャーをまだ設定していない場合は、Google タグ マネージャーの設定とインストールを行います。
Google タグ マネージャーのコンテナで、[新しいタグを追加] をクリックします。
[タグの設定] をクリックし、タグタイプとして [コンバージョン リンカー] を選択します。
[トリガー] をクリックし、[すべてのページ] でタグを配信するトリガーを選択します。
コンバージョン リンカータグは、ランディング ページの URL で、サイトへユーザーを誘導した広告クリックに関する情報を自動的に検出し、その情報をドメインの新しい Cookie に保存します。

Google タグ マネージャーを初めてお使いの場合は、Google タグ マネージャーの詳細をご確認ください。

方法 3: Google アナリティクスを使用する
すでにウェブサイトに Google アナリティクス タグが挿入されている場合は、次の手順に沿って Google 広告のコンバージョン トラッキングが正確にコンバージョン測定していることを確認し、そのまま運用を継続できます。事前の準備の手順に沿って設定が行われている場合、サイトのドメインに設定された Google アナリティクス Cookie に広告クリックの GCLID が保存されます。アカウントとタグが正しく設定されていれば、Google 広告コンバージョン トラッキング タグで Google アナリティクス Cookie の GCLID を使えるようになります。

この方法でウェブサイトのコンバージョンをトラッキングする場合は、「事前の準備」を行ったうえで、さらに次のガイドラインに従ってください。

コンバージョン トラッキング タグから JavaScript コードを手動で削除しないでください(「ピクセルのみ」の実装はしないでください)。
ウェブサイトのコンバージョン アクションを計測する Google 広告アカウントに、有効な Google アナリティクス プロパティをリンクします。
上記の手順を行うと、Google アナリティクス Cookie から GCLID が自動的に読み取られるようになります。Google アナリティクスがこの Cookie に GCLID を保存しないようにする場合は、この後のオプトアウト方法をご覧ください。

Google アナリティクス Cookie には、最後に発生したクリックの GCLID のみが保存されます。そのため、広告主様のウェブサイトにトラフィックを誘導する Google 広告アカウントが複数あり、クロスアカウント コンバージョン トラッキングをご利用でない場合、コンバージョン数が実際より少なく計測される可能性があります。

オプトアウト方法
Google アナリティクスの Cookie に GCLID を保存しないようにする方法については、Google アナリティクス タグの更新方法をご覧ください。コンバージョンの計測精度が低下するため、オプトアウトはおすすめしません。

Google 広告がすべてのコンバージョンを検出できない場合
上記のソリューションを導入していない場合、コンバージョンの測定機能が制限されます。また、上記のソリューションを導入していても、コンバージョンを測定できない場合もあります。たとえば、ユーザーが YouTube モバイルアプリで動画広告を視聴した後、モバイル ブラウザでコンバージョンに至ったものの、いずれの際も Google サービスにログインしていなかった場合などです。いずれの場合も、レポートの [コンバージョン] 列に推定コンバージョンが追加され、直接測定できないコンバージョンの推定データが含まれるようになります。こういった推定コンバージョンの見積もりには、Google サービスへのログイン歴があるユーザーから集計した匿名データが使用されます。

入札への影響
今後数か月にわたりコンバージョン レポートを確認し、入札単価を必要に応じて変更することをおすすめします。目標コンバージョン単価または目標広告費用対効果のスマート自動入札戦略を使用していて、トラフィックの減少が見られる場合は、過少にレポートされているコンバージョンを補正するため、目標値を調整することをご検討ください。手動で入札単価を設定している場合は、掲載結果を基に入札単価を調整する際に、一部のコンバージョンがレポートされていない可能性を考慮に入れてください。

サイトの訪問者にデータ収集について通知する
ウェブサイトで収集するデータに関しては、ユーザーに明快かつ包括的な情報を開示し、法律上必要な場合はデータ収集への同意を得なければならないことにご注意ください。