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[東京 27日 ロイター] - トヨタ自動車(7203.T)の豊田章男社長は27日、記者団の取材に応じ、日産自動車(7201.T)に続きSUBARU(スバル)(7270.T)でも無資格者が新車出荷前の完成検査を行っていたことについて、全社員で真の原因を追究して再発防止をすることも「日本のモノづくりの強み」と指摘。状況に応じて検査の方法を見直す必要性も示唆し、国と民間企業が協力して「より安心安全を守る方法を探っていく」との考えを示した。
豊田社長は現在、無資格者による完成検査発覚を受けて日本自動車工業会(自工会)の西川廣人会長(日産社長)の代行を務める。
豊田社長は、製造業は顧客から100%品質確保を期待されるが、「人間が営むと間違いを起こしてしまう場合もある」とし、その場合は「いったん立ち止まる。上から下まで全員で心をひとつに『現地現物』でしっかりと真因を追究し、2度と起きないようにすることも日本のモノづくりの強み」と語った。