イブン・バットゥータの見た世界 — ものみの塔 オンライン・ライブ ...
- イスラーム世界は、アジア・アフリカのみならず地球規模に広がり、イスラームという統合性と地域や時代による多様性とをあわせもち、他の文化圏との交流を通じて、ダイナミックな歴史を展開している。第一部（１−９回）では歴史的な発展を軸にイスラーム世界を縦に通観し、第二部（10-14回）では社会文化のしくみをテーマに横断する。対象地域は中東（アラブ、トルコ、イラン）を主とするが、他の地域との交流や比較を重視し、イスラーム世界を学ぶことから、歴史と現代を読み解くことを目標とする。
第5回 交流するイスラーム世界：１２−１５世紀
- 12世紀から14世紀にかけ、イスラーム世界は、サハラ以南、中央アジア、南アジア、東南アジア、中国へと拡大した。ヨーロッパから十字軍、東方からモンゴルの侵攻をうけるが、軍人支配者のもとでイスラーム諸国家の統治制度は整えられ、ユーラシアとアフリカをまたぐ商人やウラマーの交流はさらに活性化し、農村と都市が発展する。
- 【キーワード】
十字軍、ジハード、モンゴル、サラディン、マムルーク朝、イブン・バットゥータ、マリ王国、スワヒリ
担当講師：三浦 徹(お茶の水女子大学教授)
