余市町は、北海道の日本海側に突き出た積丹半島の付け根に位置します。
夏場は、果樹園でサクランボ狩りやブドウ狩りを楽しめ、港の周辺では水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を堪能することができます。しかし冬場も、厳しい寒さの中でしか味わうことのできない魅力がいっぱいです。町内にあるニッカウヰスキーの余市蒸溜所の有料試飲コーナーには、滅多に味わうことのできないウイスキーが並んでいます。
町内を散策していると、魚介類などを寒気にさらしてスモークしている店を見つけました。サケ、カニ、ホタテ、ニシン、さらにジャガイモやニンジンまで。旨味を凝縮した燻製を口にしたふたりは、またまたお酒が欲しくなってしまい、夜のマチへ。暖簾をくぐった居酒屋は、家庭の味が自慢の人情味あふれる店でした。ウニとニラの卵とじなど、冷えた体を芯から温めてくれる料理に大満足。寒いからこそ味わえる、余市の冬の魅力が満載です。
j:テレ 吉田類