2018年にカナダ当局に逮捕され、アメリカへの身柄引き渡しが決まっていた中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟副会長(49)が24日、米司法省との司法取引に応じた。こうした中、中国で拘束されていたカナダ人2人が解放された。
カナダ・ヴァンクーヴァーの裁判所はこれを受け、孟氏の釈放を命令。アメリカへの身柄引き渡しは中止された。AFP通信によると、約3年間、ヴァンクーヴァーの自宅に軟禁されていた孟氏は、中国国際航空の旅客機で中国・深圳市へと向かった。
孟氏は裁判所前で記者団に対し、「私の人生はひっくり返ってしまった。私にとって混乱の時期だった」と語った。一方で、「どんな災難にも希望の光がある。世界中の人々から受け取った好意を絶対に忘れない」と述べた。