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つれづれなるままに日暮らし

第4回 人類進化とヒトのレジリエンス @ レジリエンスの諸相(’18)

レジリエンスの諸相(’18)  

【講義概要】
レジリエンスとは、一般に、環境の急激な変動や逆境の状況に対し、柔軟な対応・適応によって安定性を維持、または取り戻す能力とされている。近年では、災害からの復興の力としての社会のレジリエンスに注目が集まっている。災害に限らず、現代社会が直面するさまざまな課題や危機にどのように向き合っていくべきかを考えるために、レジリエンスは重要な概念である。しかしながら、その概念は多様、かつあいまいである。たとえば、長期的には、危機を経ることによる変化の視点も重要であろう。この科目では、レジリエンスの概念を多角的・超領域的な視点で捉えなおすため、人類史的時間軸をたどり、また、遺伝子レベルからヒト、社会、地球レベルまでを視野にいれたレジリエンスの諸相を検討する。

【授業の目標】
本科目の修学上の目標は、遺伝学、霊長類学、考古学、地理学、自然人類学、文化人類学環境学、心理学、リスク・マネジメントなどの多様な観点から、レジリエンスとは何かを考え、理解することである。そして、時間的空間的に包括的な視点を持ち、現代と未来の社会において、私たちが直面する諸課題に向き合うため、レジリエンスの意義について検討し、実践する力を身につけることである。学習者には、本科目の内容を、自分が関わっている分野やテーマにあてはめて考察することを試みていただきたい。

【履修上の留意点】
関連する科目として、「「人新世」時代の文化人類学('20)」、「フィールドワークと民族誌('17)」(オンライン授業科目)、「今日のメンタルヘルス('19)」「家族問題と家族支援('20)」「感染症と生体防御('18)」「生物環境の科学('16)」、「リスク社会における市民参加('21)」(大学院科目)、「博物館展示論('16)」の履修により、本科目の内容についての理解と考察が一層進むと思われる。
※この科目は、2016年度以降のカリキュラムの方においては生活と福祉コース開設科目ですが、心理と教育コース・人間と文化コースで共用科目となっています。

第4回 人類進化とヒトのレジリエンス  

ヒトが、初期猿人から新人へと進化をとげる過程で、どのような困難(危機、弱点)をどのような身体特性と文化の相互作用で乗り越え、レジリエンス(強み)を確保したかを概観する。ヒトの身体的進化は、環境への適応以上に、文化との相互作用によるものである。新人は、優れた「認知能力」を発達させ共同性を発揮し、人口を増やして地球上に拡散し、地上に敵無しとなった。しかしその先に、どのような課題を自ら作り出してしまったのか、考えてみよう。
【キーワード】
進化、猿人、原人、旧人、新人、認知能力、ジャワ原人ホモ・フロレシエンシスネアンデルタール人、日本列島人

担当講師:稲村 哲也(放送大学特任教授) 馬場 悠男(国立科学博物館名誉研究員)  

700万年前~200万年前~50万年前~20万年前

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www.kahaku.go.jp 

www.google.com700万年から600万年前に現れた最古の人類  

猿人 ()、

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https://service.zkai.co.jp/ad/es/pdf/es/J_1w.pdf 

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