サキ米大統領報道官は19日の記者会見で、中国発のサイバー攻撃について「(攻撃を非難する)公の発言だけでなく、実際に行動することになる」と述べ、制裁や対抗措置も辞さない姿勢を示して警告した。米政府は既に、ロシア発のサイバー攻撃に制裁を発動しているが、サキ氏は米国が措置を講じる上で、中ロを区別することはないと強調した。
米政府機関などが昨年に大規模なサイバー攻撃を受けた
ロシア対外情報庁(SVR)が「犯人」であると初めて断定
SVRを「広範にわたるサイバースパイ活動の犯人」
ソーラーウィンズ社のソフトウェアを通じて、SVRは世界1万6千以上のコンピューターシステムへの諜報(ちょうほう)が可能になっていたと分析している。「ロシアがサプライチェーンを利用して世界規模に企業を標的にするリスクが浮き彫りとなった」
英国立サイバーセキュリティーセンターによる分析の結果から、ソーラーウィンズ社へのサイバー攻撃にSVRが関与した可能性が極めて高いと判断していると発表。ラーブ外相は声明で「英国は、ロシアが我々の民主主義を弱体化するために何をしているかを知っている」