こころの時代~宗教・人生~ それでも生きる~旧約聖書・コヘレトの言葉(1)
「一切は空である」で始まる「コヘレトの言葉」は、聖書の中にありながら、一見虚無的な印象を与える。
この謎の書が現代に伝えるメッセージを読み解くシリーズの一回目。
【第一回「コヘレトの言葉」とは何か】旧約聖書の「コヘレトの言葉」は聖書の中でも名言が多いことで知られる一方「一切は空」「死ぬ日は生まれる日にまさる」など一見虚無的な言葉が並ぶ謎の書だ。この書が現代に伝えるメッセージとは。
30年以上の研究者・牧師の小友聡さんと批評家でクリスチャンの若松英輔さんと共に読み解くシリーズ第一回。
「コヘレトの言葉」と混沌とした現代とのつながりを考える 2020年4月初回放送
ハメシュ・メギロットとは旧約聖書の諸書に属する五つの書物、
『コヘレトの言葉』、『雅歌』、『哀歌』、『ルツ記』、『エステル記』
7章21-22節 (旧約聖書1042ページ).
(ヘブライ語:קֹהֶלֶת)
辛さや苦しみさえも幸せに変えてくれる、コヘレトの知恵とは何か。
「束の間の人生を生きる」
「すべての出来事に時がある」
「小さな幸せを見いだす」
「今を生きよ」……。
キリスト教や旧約聖書の基礎知識を押さえながら、「生きよ」とうながす言葉の数々を読み解いていく。2020/03/25