岡山県は3日、新型コロナウイルスの感染の有無を調べることができる県内唯一の県環境保健センター(岡山市南区内尾)について、専用機器や職員を増やすことで今月中旬にも1日の検査可能件数が20件から40件に倍増する見通しを示した。
2月1日から29日までに41人を検査したが、結果は全て陰性だった。今後感染が拡大し、同センターの検査能力を超えた場合は、中国5県で締結した協定に基づいて支援を要請。それでも対応できなければ、国を経由して国立感染症研究所や民間企業に依頼するという。
県は感染した入院患者の受け入れについて、現在、四つの感染症指定医療機関にある計26床に加え、スタッフや設備などが整っている県内30病院に協力を要請し、約100床を確保できる見込みであることを明らかにした。