NASAのグレートオブザバトリー計画(Great Observatories)シリーズ (*)
- 4基の大型で強力な天体宇宙望遠鏡
グレートオブザバトリー計画 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/グレートオブザバトリー計画
アメリカ航空宇宙局(NASA)によるグレートオブザバトリー(英: Great Observatories)は、
4基の大型で強力な天体宇宙望遠鏡群である。4つの各ミッションは、それぞれに大きく異なる技術を使って、
大望遠鏡群
- ハッブル宇宙望遠鏡 (HST) は、主に可視光から近紫外線の波長を観測する宇宙望遠鏡である。1990年にSTS-31ミッションで、スペースシャトル・ディスカバリーに載せられて打ち上げられた。1997年の保守点検ミッション (STS-82) で整備・改造された結果、近赤外線域での観測も可能になった。2009年に行われた最後のサービスミッション (STS-125) では、大がかりな修理が行われて寿命が延長され、「今までで最高の性能」になった。
- コンプトンガンマ線観測衛星 (CGRO) は、ガンマ線観測を主な目的としていたが、短波長(硬)X線をも観測した。1991年にアトランティス/STS-37で打ち上げられた。2000年にジャイロスコープが故障したため、指令により大気圏再突入させられた。
- チャンドラX線観測衛星 (CXO) は、主に長波長(軟)X線を観測する。1999年にコロンビア/STS-93で打ち上げられ、楕円を描く高軌道に乗せられた。打ち上げ前は、先進的X線天文施設 (Advanced X-ray Astronomical Facility; AXAF) と呼ばれていた。
- スピッツァー宇宙望遠鏡 (SST) は、赤外線スペクトルを観測する。2003年にデルタIIロケットに搭載されて打ち上げられ、地球後縁太陽軌道に乗せられた。打ち上げ前には、宇宙赤外線望遠鏡施設 (Space Infrared Telescope Facility; SIRTF) と呼ばれていた。搭載されていた液体ヘリウム冷却液が2009年になって枯渇したため、2台の短波長イメージングモジュールを残して、他の機能性が大幅に減らされた。
- ガンマ線、
- X線、
- 可視光、
- 紫外線、
- 赤外線
)の特定の波長/エネルギー領域を観測するために設計された。
NASAの天体物理学部門のディレクターであったチャールズ・ペレリン博士が当計画を考案し、開発に携わった。
4つの大望遠鏡群は1990年から2003年にかけて打ち上げ