2013/07/15 -
誇り高きペルシアの系譜
宮田律 著
日本人はイランに対してどのようなイメージをもっているだろうか。
革命、戦争、日本に大挙してやってきた労働者……。
しかし、それはイランの「非日常」的な一面に過ぎない。
古代に広大な帝国を築き、正倉院へガラス器をもたらしたペルシアは、アラブのイスラーム勢力や欧米諸国の侵入や干渉を受けながらも独自の文化を守り抜いた。
不安定な世界情勢のなか、現在も模索を続ける人々の真実の姿を伝える。
イランについて イランの歴史と言っても、大昔から現在の国境で区切られていたわけでないので、現在のイラン地域だけで考えることはできません。西アジア全体のなかでイランを考える必要があります。そうすることによって、イランとは何であり、ペルシアとは ...