トヨタ、中国電池最大手と提携 電動化計画5年前倒し
自動車・機械 環境エネ・素材
2019/6/7 6:32日本経済新聞 電子版
トヨタ自動車は車載用電池で世界最大手の中国・寧徳時代新能源科技(CATL)と提携する。
電気自動車(EV)の中核部品の調達先を広げ、自社の世界販売台数の半分を電動車にする目標時期を2025年と従来から5年ほど前倒しする。
電動車の生産を義務付ける中国政府の環境車規制などで中国は世界最大のEV市場となった。
世界の自動車大手がガソリン車からEVへの移行を急ぐなかで、中国の電池メーカーの競争力が一段と高ま…
トヨタEV電池連合、東芝など参画 世界首位と提携
エレクトロニクス 自動車・機械 中部
2019/6/7 12:41
トヨタ自動車は7日、電気自動車(EV)などの電動車向けの車載用電池で
世界最大手の中国・寧徳時代新能源科技(CATL)や比亜迪(BYD)、
などと協業すると明らかにした。
世界で急速に広がっている電動車の需要に備える。
トヨタはすでにパナソニックと共同出資するプライムアースEVエナジー(PEVE、静岡県湖西市)などから調達してきた。
パナソニックとは2020年末までに車載用電池の共同会社を設立する計画を持っている。
車載用電池はEVの性能を左右する重要な部品。
特に電動車の生産を義務付ける中国政府の環境規制などで中国は世界最大のEV市場となっている。
CATLをめぐってはホンダがEV用電池を共同開発し、日産自動車や独BMWもCATLの電池を採用するなど、世界のメーカーと関係を深めている。
トヨタは同日、
ハイブリッド車(HV)や
燃料電池車(FCV)
など電動車の世界販売を30年に550万台以上とする目標を、5年ほど前倒しで達成できる見通しも明らかにした。