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つれづれなるままに日暮らし

InDesignでKindleのepubをラクラク作成する方法 Kindle版

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 InDesignにはepubを作成する機能があります。InDesignからepub3で書き出してKindle Previewerで変換すると、Kindle用のmobiファイルが簡単に作成できます。
InDesignで作成するメリットは、レイアウト上のさまざまな指定をそのままスタイルシートとて書き出すことができることです。

 もっともわかりやすいのは縦組でしょう。縦組はInDesignて縦組でレイアウトすると、書き出したepubそのまま縦組で書き出されます。ルビや下線、縦中横、上付き文字や下付き文字はInDesignで指定したままでepubに反映することが可能です。ハイパーリンクInDesign内のテキストアンカーにページジャンプ機能もそのままepubに反映します。htmlとCSSのコードを睨みつつ、複雑なレイアウトを指定する必要はありません。

 画像化された外字は、InDesignに本文テキストに合わせてインライン画像として挿入し、epubで書き出した後フリーソフトのSigilで編集します。外字用のスタイルシートを追加して、画像に適用されたクラス名を変更します。段落と段落の間に挿入する図版や写真も簡単に挿入できます。段落間にインライン画像として挿入するだけです。

 InDesignとSigilがあればKindleに申請するepubは誰でも簡単に作成できます。InDesignでレイアウトしてepub書き出しするだけです。Sigilで少しテキストファイルやスタイルシートを編集するだけ。本書ではInDesignで設定でepubに反映されるものと、InDesignでのドキュメント作成の基本、InDesignからのepub3の書き出して設定、そしてSigilで編集するべき部分をわかりやすく詳細に解説しています。

 テキストだけで構成された電子書籍ではInDesignは不要です。しかしレイアウトが複雑になったとき、InDesignはとても便利です。本書は横組ですが、InDesignでレイアウトしepub書き出してて作成された電子書籍です。

—目 次—

はじめに〜なぜ、epub作成にInDesignを使うのか

第1章 epubに書き出されるInDesignのレイアウトの秘密

1-1 InDesignの縦組はそのまま縦組で書き出される
1-2 InDesignのルビをhtmlで書き出す
1-3 傍点などの圏点を指定する
1-4 下線を追加してテキストを強調する
1-5 上付き文字、下付き文字を設定する
1-6 縦組で数字や欧文文字列を縦中横にする
1-7 外字などをテキスト外の文字や記号を画像で挿入する
1-8 インライン画像をレイアウトに反映させる
1-9 InDesignは論理目次とhtml目次を書き出す

第2章 InDesignでテンプレートを作成する

2-1 InDesignでドキュメントサイズをビューワーに合わせる
2-2 epub書き出しを想定して段落スタイルを作成する
2-3 ビューワーに合わせてルビを詳細に設定する
2-4 画像をインラインでテキスト内に埋め込む
2-5 InDesignハイパーリンクを設定する
2-6 目次スタイルを作成して目次を反映させる

第3章 InDesignからepub3を書き出す

3-1 epub書き出しでの一般パネルの設定
3-2 epub書き出しでの画像パネルの設定
3-3 epub書き出しでの詳細パネルの設定

第4章 Sigilで書き出したepubを編集する

4-1 [メタデータエディター]で書籍のタイトルを入力する
4-2 xhtmlページを分割して改ページする
4-3 スタイルシートでインデントを指定し行間を削除する
4-4 外字のスタイルシートを挿入して画像を差し替える
4-5 画像にテキストを回り込ませて表示する
4-6 縦組で下線(傍点)を右側に表示する
4-7 htmlのナビゲーション目次を縦組で表示させる

おわりに〜InDesignを使うメリットとデメリット

 

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