朝日新聞デジタル - 2018年10月7日
学校法人「加計学園」の加計孝太郎理事長は7日午後2時から記者会見を開いた。
愛媛県今治市での獣医学部新設をめぐり、愛媛県の文書に記されていた
2015年2月の安倍晋三首相との面会について、
学園事務局長による「勇み足」によって「誤解を招くことを言った」と話し、
「学園として心からおわび申し上げる」と謝罪した。
6月に岡山市の学園内で初めて会見した際と同じ趣旨の説明を繰り返した。
東京新聞:首相、15年2月の面会否定 「獣医大学いいね」愛媛県新文書 ...
www.tokyo-np.co.jp › 政治 › 紙面から › 5月の記事一覧
2018/05/22 - 学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り、安倍晋三首相が加計孝太郎理事長から二〇一五年二月二十五日に計画の説明を受けたと愛媛県文書に記載されていることについて、首相は二十二日、「指摘の日に理事長と会ったことはない」と ...
加計氏、首相と仕事の話「したことあるかも」 一問一答 2018年10月7日21時33分
7日に愛媛県今治市で記者会見した学校法人「加計学園」の加計孝太郎理事長の発言と主なやりとりは次の通り。
【冒頭発言】
獣医学部は、父親の代からの長年の悲願。私の代になってからも、文科省との接触、交渉をしてきた。そうした中で、私どもの常務(=学園の常務理事で事務局長の渡辺良人氏)がたまたま四国の今治市の出身で、彼が今治に戻ってきたときに、昔からの竹馬の友と酒を飲み交わし、ぜひとも今治を活性化したい、と強い希望を話したそうだ。今治を活性化するにはやはり、学園に出てきていただきたいとの要望があったそうだ。
岡山に持ち帰り、(学園の)幹部会で検討した結果、やはり父の代からの悲願だった獣医学部を設立してはどうかということになり、獣医学部を前進させようということが決まった。
私ども、県、今治市と三者一体となってやってきたが、ハードルが高く、前に進むことができないような状態だった。そういった中で、構造改革特区というのが出てきて、申請したらどうかということになり、10年にわたって15回、申請を出したけれども、5年経っても、7年経っても、10年経ってもなかなか事が前に進まない。
そのうちに県の職員の方々も、市の職員の方々も、これはいくらやっても壁が厚くてできないんじゃないか、と暗いムードが漂った。県の協力も得られないし、市の協力も得られないということで、私ども一人では到底できるわけではないので、そういう中で(渡辺)常務(理事)が勇み足をしたと言うか、事を前に進めるために、あのような誤解を招くようなことを申し上げた。本人は大変反省しており、学園全体として心からおわびを申し上げたい。
県から指摘があったように、コンプライアンスまたはガバナンスについては、これからはきちっと守っていき、県と市とも連絡を密に取りながら、前へ前へと進んで参りたい。