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伊政治混迷、世界の市場揺らす

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伊政治混迷、市場揺らす 日経平均一時2万2000円割れ 2018/5/30 11:54

イタリア政局の混迷が世界の金融市場を揺らし始めた。組閣を巡るポピュリズム大衆迎合主義)政党と大統領の対立が激化し、早期再選挙の可能性が高まったとの見方から伊国債利回りが急騰、外国為替市場ではユーロ安が進んだ。世界の投資家は株式などリスク資産への資金配分を減らす必要に迫られ、米ダウ工業株30種平均は一時500ドル超の下落と5月に入って最大の下げ幅を記録した。日経平均株価も約1カ月半ぶりに2万2000円を一時割り込んだ。

マッタレッラ大統領は28日、国際通貨基金IMF)元高官のカルロ・コッタレッリ氏を首相候補に指名して組閣を命じた。だがポピュリズム政党「五つ星運動」と極右「同盟」は実務者内閣を拒否して議会で信任しない構えを見せており、早期再選挙の観測が強まっている。


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