altgolddesu’s blog

つれづれなるままに日暮らし

2010年3月 「デニソワ人」

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人類3種が数万年も共存、デニソワ人研究で判明 (Web)
“第3の人類”のDNA分析で。現生人類とネアンデルタール人と時期重なる

2010年にデニソワ洞窟の発掘現場で見つかった臼歯の化石は、新しいヒト科ヒト属(ホモ属)であるデニソワ人の存在を示す重要な遺伝的証拠となった。この臼歯は、5万年以上前の女性のもの。(PHOTOGRAPH BY ROBERT CLARK, NATIONAL GEOGRAPHIC)

2010年、マックス・プランク進化人類学研究所のスバンテ・ペーボ氏率いる遺伝学者と人類学者の研究チームは、シベリア、アルタイ山脈のデニソワ洞窟で発見された指の骨が奇妙なDNA配列を示していると発表していた。(参考記事:「デニソワ人 知られざる祖先の物語 」)

現生人類にデニソワ人の痕跡が残されていることが判明した。パプアニューギニアをはじめ太平洋の島々に住むメラネシア人のゲノムの5%に、デニソワ人が貢献しているという。(参考記事:「デニソワ人、現生人類と交雑の可能性」 (Web)、「チベット人の高地適応はデニソワ人由来」 (Web))

(Denisova hominin)は、ロシア・アルタイ地方のデニソワ(Denisova)洞窟(en)(ロシア、中国、モンゴルの国境に近い地域)に約4万1千年前に住んでいたとされるヒト属の個体および同種のヒト属の人類である。デニソワ洞窟は、アルタイ地方の中心都市バルナウルから約150km南方に位置する。Homo sapiensの亜種とされることが多く、Homo sapiens ssp. Denisova[1]ともHomo sapiens Altai[2]とも呼ばれる。

ネアンデルタール人と並んで、我々現生人類であるホモ・サピエンス・サピエンス (Homo sapiens sapiens) に最も近い化石人類である。また現生人類の一部(メラネシア人など)と遺伝子情報を部分的に共有する可能性が高いとしている。

人類*