自然科学に対する専門的知識を持たない人たちに、物質・エネルギー、生命・生態、宇宙・地球などの自然科学の諸課題における科学的な考え方と、数理・情報学の方法を解説したい。このことによって自然科学の諸分野への興味関心を高め、より具体的な学習への動機付けとなることを期待する。まず、現代の自然観の概要を述べたのち、物質・エネルギー、生命・生態、宇宙・地球、数理・情報などの各領域における学問的なアプローチの仕方を紹介し、最後に、それらの諸科学と社会との関わりを展望したい。
1. 自然科学への興味関心を呼び覚まし、自然現象に対する具体的なイメージを持てる力を養う。
2. 自然現象や科学技術に関連する事象を主体的に理解し、能動的に働きかける力を養う。
3. 科学諸分野を俯瞰することで、さらに進んで学習したいと思う分野を見定める力を養う。
第14回 自然科学の小史
近代科学の形成過程を歴史的に概観することで自然科学と産業技術の結合がいかになされたかを概観する。
【キーワード】
自然哲学、近代科学、産業技術
担当講師:岸根 順一郎(放送大学教授)
Hypotheses (ハイポセシス) , 仮説
電磁誘導
論文の書き方