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つれづれなるままに日暮らし

迷子石

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ツングースカ

ツングースカ大爆発の謎」

1908年6月30日7時2分。ロシアのツングースカで大爆発がおこり、衝撃波は地球を一周して各地の地震計に記録された。現地でも大勢の人たちが目撃している。
しかし、場所は冬はー40度夏は30度まで気温があがり、5月から9月の間しか入れない状態なうえ、雪解け水や毒蛇、クマの危険があり、調査はなかなか進まなかった。

20年後にソ連の調査隊が派遣され、隕石のかけらを資源として回収する試みがなされたが失敗。なにもみつからなかった。
そのごも世界中の科学者たちが何度か調査にはいったが、決定的な証拠はみつかっていない。

そこからUFO説、宇宙人からの通信説、アメリカの電波実験の失敗など、いろいろな説が展開された。
しかし、科学の進歩にともなって、今は主に二つの説が有力らしい。

火山説。
地下から噴出したガスが空中で爆発したというのもの。
説の根拠になっているのは爆心地の近くにある「ジョンの石」、周りの石がアルカリ性なのに、この石はシリカでできた酸性の堆積岩。火山運動で地表に運ばれたものではないかというのだ。また火山性爆発なら、爆発が15分程度続いたこと、粉塵がまいあがり夜にサンクトペテルブルクで観察された謎の発光現象などの説明がつくという。
この場合、目撃された火の玉の説明がつかないのだそうだ。

小惑星衝突説。
隕石説の弱点は、石やかけらがみつからないことだが、小惑星が空中で爆発し粉々になったのでかけらは見つからないという説がある。科学技術の発達で1908年当時の砂や木の年輪から地球外由来と思われる物質がみつかっていることが後押ししている。また爆風による木の倒れ方も、空中爆発説と一致するという。
木星に彗星がぶつかったときの観測から塵がまいあがることもわかっており、発光現象はこのちりによるものと説明できるとの説もあるが、量的におかしいという説もあるそうだ。

近年は小惑星とそれにくっついてきた小さな石が同時に飛来して、大きい方が空中爆発。小さい方はその爆風で速度が弱まって地表にぶつかりチェコ湖をつくったのではという説がある。チェコ湖は周辺のほかの湖とちがってろうと型の湖底が50mの深さになっており、浅くて平らな湖底をもつ周辺の湖とは明らかにことなっている。

また、ジョンの石自体が、火星由来の隕石であるという説まである。

ツングースカ爆発の謎の解明はまだ終わりそうもない。

コズミックフロント (*)