物質・材料工学と社会(’17) Web シラバス
人間活動の基盤である科学・技術を支えているのが材料である。それは社会においてどのように使われているのか、社会のシステムを構成する製品の中に使われている材料について知る。そして、その材料の素材である金属材料、半導体材料、陶器やセメント、ガラスなどの無機材料、プラスチックなど炭素を中心とする有機材料などがどのような機能を持つために利用されているのか、その仕組みを学び、さらにその機能を発揮すべく創出される本質を学ぶ。
第10回 家電製品
LED及び太陽電池の仕組みを学び半導体のp-n接合での光電変換を利用したものであることを学習する。光触媒の原理から陶磁器やガラスの汚れ防止に利用されていることを学習する。エアコンと冷蔵庫を作動させるヒートポンプの熱力学などを学び、ポンプを動かすモーターの原理と磁性材料などを学習する。
【キーワード】
p-n接合、光電変換、光触媒、ヒートポンプ、代替フロン、家庭用交流モーター、磁石用合金、スピンと磁性
担当講師:谷岡 明彦(東京工業大学名誉教授)
光クリーン革命 1997.01
光触媒との出会