分光器
地球型の太陽系外惑星を探すためにアメリカ航空宇宙局 (NASA) が運用している宇宙機である。ディスカバリー計画の10番目の宇宙機
- 製造業者はボール・エアロスペース社 2009年3月6日に打ち上げ
太陽系の科学(’14)
第13回 無数の惑星系の中で 【改訂回】
太陽系外の恒星を回る惑星が続々と発見され、太陽系はこの宇宙に満ちる無数の惑星系の一つにすぎないことが分かった。ドップラー法による1995年の第一発見をはじめ、観測の目覚ましい成果を概観する。その結果、太陽系をもとに考えられてきた惑星の概念には、大きな変化がもたらされた。太陽系外惑星の特徴、惑星系形成論の新たな発展、またその中で進む「第二の地球」検出への歩みと生命存在発見の可能性など、形成されつつある新しい惑星観について述べる。
【キーワード】
太陽系外惑星、ドップラー法、灼熱巨大惑星、楕円軌道惑星、原始惑星系円盤、軌道安定性
担当講師:海部 宣男(国立天文台名誉教授)