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自治体ガバナンス(’13) 第9回 税財政構造と予算管理

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自治体ガバナンス(’13) シラバス

講義概要

分権改革後の自治体は、自治体運営(ガバナンス)の主体としての責任がますます大きくなりつつある。他方で、財政悪化という条件の下で自治体の取り得る政策選択肢も無制限ではない。こうした状況にあって、自治体がいかなる住民サービスをどの程度提供するか、その政策システムを構築するかは、自治体の政策当局のガバナンスの課題である。政治学行政学の研究成果を活かしつつ、現場の実験的試みも紹介しながら、この主題に取り組む。

授業の目標

自治体のガバナンスを分析するための様々な知見を紹介し、そうした分析方法を理解し身につける。そのため、多くの研究者へのインタビューを想定している。また、先進的自治体で試みられている様々な自治体ガバナンスの取り組みを紹介し、新たな自治体間のネットワークの構築を試みる。

履修上の留意点

自治体の直面する諸課題について、性急な回答やノウハウを求めることよりも、理論的・歴史的な考察を踏まえつつ検討することが望まれる。その意味では、学部の政治学行政学関係の諸科目を履修していることが望ましい。

第9回 税財政構造と予算管理

マクロな税財政構造を説明した上で自治体の予算編成をめぐる問題を考える。歳入と歳出について基本的な理解を得ると共に、予算編成のスケジュールと決算過程、および最近の自治体における予算改革について理解する。

【キーワード】
地方交付税、国庫支出金、地方税、地方債、予算編成、自治体財政健全化法

担当講師:稲継 裕昭(早稲田大学政治経済学術院教授)

健全化判断比率等の対象

10 自治体改革 分権改革と並行して進められた自治体自体の改革の諸様相を考える。NPM理論に基づく考え方、エージェンシー化、指定管理者制度などの具体的事例についても検討する。

【キーワード】
行政評価、PFI指定管理者制度市場化テスト、NPM(ニュー・パブリック・マネジメント)

オーディットコミッション , イギリスの監査委員会(Audit Commission)

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