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つれづれなるままに日暮らし

第8回 温帯低気圧

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はじめての気象学(’15)

お天気の科学としての気象学、気象の統計的平均としての気候学は、大気全般の基礎科学として大気科学と呼ばれています。大気現象を支配している太陽放射、地球から宇宙に向けて生じる地球放射、南北の温度差で生じる中緯度の偏西風とジェット気流、熱帯に見られる貿易風やモンスーン循環などの大気大循環について説明し、その循環を駆動する気圧と風の関係や地球の自転の効果を学びます。さらに、私たちにとって身近な雲と降水、積乱雲や雷、竜巻、ヒートアイランド現象や温帯低気圧などについても解説します。さらに、地球温暖化の問題や気候変動、成層圏のオゾンホールの問題などの地球環境問題に対しても解説します。

第8回 温帯低気圧

天気予報では、悪天をもたらす原因として「低気圧」がよく登場するが、日本など中緯度地方で見られる低気圧の多くは、水平方向に温度勾配がある場所で発生・発達する温帯低気圧と呼ばれる種類の低気圧である。偏西風の変動とも関わりの深い温帯低気圧の発生や、前線を伴った温帯低気圧の構造について学ぶ。

【キーワード】
温帯低気圧、移動性高気圧、前線、温度勾配、傾圧不安定、偏西風波動

担当講師:伊賀 啓太(東京大学准教授)

地上付近

谷と尾根

プァスカル* (hPa*)