出所:勝間和代オフィシャルメールマガジン 〔*〕
太陽光発電を見学する機会が増えました。太陽光発電の最大の課題は何かというと
「充分な日照がないと発電出来ないこと」
です。それは当たり前だろうが、といわれそうですが、ここでのポイントは『充分な』というところなのです。
具体的には、まず、沈んでいたらアウトなので、日の出から日没までしか発電しません。さらに、朝と夕方は日の光が弱いので、あまり発電しません。
例えば、東京ドーム1個分で、だいたい2000kwhが最大発電出来ますが、ものすごーーーく条件がいいとき
「少し涼しい快晴のお昼時」
でやっと1800kwhという90%稼働で、少しでも曇ると半分くらいに落ち込んでしまいます。ふつうに晴れているときで70-80パーセントくらい、雨だと半分以下、雪だとさらに落ちます。
こういうのを全部平たくして、稼働率を求めると、12%くらい(目標は15%とか)。そうすると、100万kwhの火力や原子力発電を1つ代替したいと思うと、その8倍の800万kwhの太陽光が必要で、しかも、うまく昼間に発電したときにちゃんとその分を、残念ながら電気は貯められないので、蓄電しないといけません。
ちなみに、いまの蓄電池に必要な投資額は
「2万kwh(蓄電量ベース)で100億円」
ですから、「800万khw」ですと、計算違いでなければ、800万kwhの蓄電池は4兆円相当になります。
また、800万kwhのソーラー電池に必要な土地は、東京ドーム(4.7万平米)4000万個になります。
もう、ここまで来るとだんだんわからなくなってきましたが、要は、
「自然エネルギーは変動が大きくて、まだまだ大変だ」
ということです。
あきらめずにがんばる必要がありますが、しばらくは既存の電力と併用が必要だと言うことが、計算するとわかります。ふーーーーーう。
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データ分析の技術 〜 フェルミ推定から統計分析までを2時間で学ぶ
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