第1章 燃料の非化石化
石油依存症の真のコスト
石油と安全保障の不安定性
石炭の見えないコスト
巨大なスーパータンカーの進路を変える
新しい火を点灯する
奇跡は必要じゃない
第2章 運輸 目的に合った乗り物とそのスマートな使い方
これまでとは違う車の設計と製造のアプローチ
自動車を使う生産性を上げる
自動車の次に来るもの
乗り物をクリーンなエネルギーで駆動する
結論:石油を使わずに、それより低コストで移動を円滑化する
第3章 建物 快適性と効率性をともに上げる設計デザイン
いま建物が直面する苦境
効率化に向けた革新:何に収益性があり、何が実現可能か
難題とそれへの挑戦
効率化のパズルを解く
結論:快適性を高め、生産性を上げ、少ないエネルギーで、経済をさらに活性化する
第4章 工業 モノの作り方を再構成する
工業というジャングルは、どのようにエネルギー需要を増大させるのか
工業を効率というレンズで眺める
工業部門はどれほど生産性を高めることができるか
工業のジャングルを変換する
結論:エネルギー生産性向上を徹底させる側面での競争
第5章 電力 繁栄を再構築する
次に来る電力システムを想定する
現状維持:“これまで通りのやり方”というごまかし
移行:“カーボンフリーな”電力に向けた従来型のやり方
再生:自然が持つ無尽蔵なエネルギー源の活用
転換:規模の劇的変容
4つのケース、1つの広い幅を持つ方向性
ここから彼の地へはどのようにして行くか
結論:前途にあるもの
第6章 選択肢は多いが未来は1つ
2050年から今を振り返る
どのようにすれば新しい火の創造がスムースに行われるだろうか
どのようにして2050年に目標とする賞を獲得するか
新しい火を燃え立たせる
山藤泰:訳