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つれづれなるままに日暮らし

「遺伝子組み換え添加物」

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遺伝子組み換え添加物

意外に知られていないので、紹介しておきます。

組み換えDNA技術を応用して生成された食品添加物と言うものは意外に多いのです。主にアミノ酸になりますので、味の素の製品が多いのですが、日本のメーカーでは他に、協和発酵、天野エンザイム、旭化成、ナガセケムテックス、長瀬産業など数社あります。

これらの添加物のうち、安全審査の過程で、セルフクローニング、ナチュラルオカレンス、高度精製品と判断された場合、「安全性は確認された」とすることとなっています。つまりその時点で遺伝子組み換えとしての安全審査は終了します。

この3つは何だか分からないと思いますので、簡単に説明します。

1.セルフクローニング
遺伝子を取り出す生物と、導入先の生物が分類学上、同一種に属する場合。

2.ナチュラルオカレンス
異種に属する生物であっても、自然条件で遺伝子組換えが起こることが知られている場合。

3.高度精製品
最終産物が高度に精製された非タンパク質性添加物である場合。

こういったルールで、例えば図のような味の素社の添加物の場合、全て高度精製品と判断され、通常の添加物と同じ安全審査のみ行います。もちろん行わなくても安全であると判断しているからですが。

さて、この3つの判断に於いては、いくつかの議論があります。セルフクローニングとナチュラルオカレンスに関しては、海外と日本の規制の違いによる混乱や、バイオハザード時の責任の所在など、問題点は多く、長くなるので別途の記事を投稿します。

高度精製品の場合、例えば醤油や菜種油に遺伝子組み換えの表示義務が無いことと似た考え方ですが、非タンパク質性であれば、組み替えられたDNAによる危険性は排除されているといえるか?という疑問が残ります。

こうして組み換えDNA技術で作られた添加物は、最終的にはアミノ酸として販売されるわけで、タンパク質はアミノ酸からできているという事を考えると、素人判断ではありますが、無関係とは言えないように思います。

http://www.mhlw.go.jp/topics/idenshi/dl/list3.pdf


厚生労働省

食物システムの問題 11歳の少年による講演 遺伝子組換 モンサント

遺伝子* +(組換え*) モンサント*