厚生労働省は26日、全国の定点医療機関から15~21日の1週間に報告された新型コロナウイルスの感染者数は1万7489人で、1定点当たりの平均は3.56人だったと発表した。
厚労省によると、都道府県別で1定点当たりの報告数が多かったのは
沖縄県10.80人で、
石川県6.38人、
岩手県6.32人、
新潟県6.11人、
北海道5.44人と続く。
少なかったのは
島根県1.55人、
徳島県1.62人、
高知県1.70人など。
東京都、大阪府はそれぞれ3.53人、2.37人だった。
年齢別ではやはり1定点当たりの平均で10歳未満が一番多く0.55人。次いで50~59歳が0.42人、40~49歳0.41人、20~29歳0.40人だった。
厚労省は国内で現在、新型コロナウイルスのオミクロン株派生型XBB.1.5の割合が増えているものの、感染性や病原性がより高い新たな変異株が流入していることを示す情報はないとしている。
その一方で、ピークの規模や時期は見通せないものの新たな感染拡大期に入っている、と指摘する専門家もいる