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Sent: Monday, March 29, 2021 5:10 PM
Subject: ジャズミュージシャンからの呼びかけ
1,747人がNakamura Kengoさんのキャンペーンに賛同しました。目標賛同数2,500を一緒に目指しましょう! |
NHK-FM「セッション2021」は、1978年(昭和53年)に始まり、43年に渡りライブ専門番組として歩んできた歴史ある番組です。
そして永らえてきたその番組にいま終止符が打たれようという危機に直面しています。特にライブ収録を中心に放送をしてきたこの番組は、私たちジャズミュージシャンが、自分達の音楽を全国のリスナーの皆様に届けることのできる大変貴重な番組であり、世界中どこを探してもジャズのライブ収録を中心に放送している番組はありません。
コロナ禍で、今はジャズに限らず、観客も演奏する側の我々にとっても、ライブ会場で音楽を聴く、ということが容易ではない状況が世界を覆っています。それでもライブを配信するという形で、まだ音楽を聴いていただける、どこかで聴いてもらえる、そういう機会があるならその灯を絶やしてはならないのです。
オンラインで可能性が広げられる今の時代にこそ、ラジオという既存の媒体での発信力で、音楽を届けられることを改めて次の時代に繋げて頂きたいと考えます。
今はスマートフォンで簡単に音楽を聴ける時代になり、リスナーの幅を大きく広げました。しかし実際ライブに行きたくとも、行くことのできない方々がまだ全国に大勢いらっしゃいます。またこれだけ長い歴史を培ってきた番組ですから、根強いファン、愛聴者がおられます。
この番組を媒介としてジャズ愛好家もファンも、そして我々音楽家も繋がってきているということは、国内を演奏していても強く感じることができます。
音楽家としては、後世に伝えられる素晴らしいものを残すことは使命でありますが、この「セッション2021」の歴史を絶やすことなく、ラジオでしか届けることの出来ない新しい形のラジオでの発信力を一緒に作っていきたいと考えます。そのためにも、NHK FMの皆様、NHK様には、ジャズの文化を育み発信する場の一つであるこの番組をどうか継続させていただけることをお願いしたいと思います。
ジャズベーシスト中村健吾