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熊山遺跡(くまやまいせき)

www.city.akaiwa.lg.jp熊山遺跡全景

国指定史跡 熊山遺跡

この遺跡は、熊山山頂 (508メートル) に在って、全国に類をみない石積みの遺跡である。ほぼ、方形の基壇の上に、割石をもって三段に築成している。第一段は南面が狭く、北面が広い台形、第二段は、南面が広く、北面が狭い台形になっている。第二段の四側面の中央に穴が設けてある。第三段は、方形であるが、中央部分に大石で竪穴の蓋がしてある。

石積の中央には、竪穴の石室 (約2メートル) が作られていて、その石室に陶製の筒形 (五部分に分けられる) の容器 (高さ1.6メートル) が収められていた。この陶製の筒の中に、三彩軸の小壺と文字が書かれた川の巻き物が収められていた。と伝えられている。

陶製の筒形容器と三彩軸の小壺からみて、本石積遺跡の築成年代は、奈良時代前期で、三段の石積の仏塔と考えられる。

また、熊山山塊には、現在大小三十二期の石積の跡が確認されている。国指定の石積遺跡に類似しているが、築成の目的、年代、築成者などは異なるものと思われる。 

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