1280年からの数十年の間にヴェネチア、スペイン、イギリスなどの海運国
地球の磁極は数百年か数千年固定した後逆転する。N極がS極に、S極がN極になる。
30万年前はN極が南で、S極が北だった。
クレタ島に栄えたミノス文明は海運帝国
古代七不思議の一つ、ロードス島の巨像は航海の目印として役立った。
航海の案内役は、星である。エジプト人が最初に一日を24時間に、1時間を60分に分けた。エジプト人は星を見て暦を作った。エジプトは南北に広い領土で、位置によって天体や星座の位置がかわることに気づいていた
星の位置を測定すれば自分の位置を知ることができる、とはいえ古代は時間の正確な測り方が無かったので、星を観測して現在位置を知る方法
緯度は簡単にわかる。経度は時間を正確に知る必要
地中海は東西に長く、緯度のみが変わるので、
は航海者が南へ移動すると星が上昇することについて記述
古代では天体観測による大まかな位置の測定よりも進路の決定の方が重要だった。
古代は歳差運動のため、紀元前600年頃はコカブ(小熊座β星)の方が極に近かった。紀元前600年頃のギリシャのタレスの記録ではフェニキア人は小熊座を探してコカブを見つけるのがうまく、大熊座を利用する必要がなかったという。古代の中国の航海者は翡翠の円盤、こん儀を使って大熊座と小熊座を見つけていた。
イギリスのアウグスティノ会の修道士アレグザンダー・ネッカムの『物事の本性について』
内容説明・目次
内容説明
羅針盤(磁気コンパス)の起源は謎に満ちている。中国で占いの道具として使われていた磁石がヨーロッパに伝わり、やがて13世紀のイタリアで航海用のコンパスが完成したという。が、本当の発祥の地は中国か、それともイタリアなのか?羅針盤が登場するまえは、船はどうやって航海していたのか?莫大な資料をもとに、数学者でベストセラー作家のアクゼルが自ら探偵役となり、神秘的な力を持つ羅針盤の奥深い謎をひも解いていく…。航海、通商、世界経済を変えた世界三大発明のひとつ、羅針盤に秘められた驚くべき物語。
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