ウイルス療法(oncolytic virus therapy)とは、増殖型ウイルスを腫瘍細胞に感染させ、 ウイルスそのものが腫瘍細胞を殺しながら腫瘍内で増幅していくというこれまでの治療 法にはない発想に基づいた療法です。ウイルスそのものの殺細胞作用に加え特異的抗 ...
ウイルス療法は、増殖するウイルスを使ってがんを治す画期的な治療法です。本臨床研究で用いるG47Δウイルスは、がん細胞だけを殺して正常細胞は傷つけないように工夫されています。つまり、ウイルス遺伝子を組み換えることによってウイルスの作用を ...
2019/02/13 - 東京大学医科学研究所附属病院 脳腫瘍外科 藤堂具紀教授らの研究グループは、 単純ヘルペスウイルス1型(口唇ヘルペスのウイルス)に人工的に3つのウイルス遺伝子を改変(三重変異)した第三世代のがん治療用ヘルペスウイルス ...
がんを生きる新常識「がんでも働ける社会に」
医師の闘病から読み解く「がんを生きる新常識」その10。がんを自ら経験した国立がん研究センター元総長の挑戦を通して、「がんでも働ける社会」づくりの大切さを伝える。
2人に1人が「がん」になる時代。自分が、家族が、大切な人ががんになったとき、どう向き合う?医療の進歩で「がん=死」でなくなった今も、社会の偏見は根強い。がん経験をもつ国立がん研究センター元総長の垣添忠生さんは全国行脚して社会に、がんサバイバーへの理解を呼びかけた。都内のある中小企業は、社員ががんになっても、治療しながら働ける環境を整えている。「がんでも働ける社会」をめざして進む取り組みを紹介する。
2018/10/12 - 脳腫瘍では、他のがんのようにTNM分類やステージ分類はありませんが、手術によって摘出した腫瘍組織から、病理学的分類や遺伝子診断に基づき、悪性度(グレード)が診断されます。グレードというのは、治療をしない場合の、腫瘍の増大・