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つれづれなるままに日暮らし

第11回 荘園と社会 @ 日本の古代中世(’17)

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日本の古代中世(’17)

日本の古代と中世の歴史を、基本となる史料や史跡のあり方や国際的な交流との関わりから探る。時代としては、日本列島のはじまりから16世紀までの、国家が形成・整備され、やがてその仕組みが衰退し、地域社会が表面化するなか、再び統一政権が登場するまでを扱う。とくに列島の古代中世史像は、発掘調査の成果や様々な新史料の発見によって変貌しつつあり、活発に越境した国際関係や各地域の歴史の実像が掘り起こされて、多元的に見直されている。こうした最新の動向をふまえて、東アジアの国際関係のもと、史料や史跡に焦点をあてながら、日本列島のあたらしい古代中世史をたどる。

第11回 荘園と社会

12世紀に荘園の設立が広範に進み、荘園を基盤とする政治・経済・社会の構造が形成される。鎌倉幕府は荘園を基盤として地頭制を設けたが、13世紀後半から社会の変化が顕著となり、悪党などの問題が発生する。社会の変化とそれへの対応についても考える。

【キーワード】
立荘、本所、地頭、惣領制、下地中分、悪党

担当講師:近藤 成一(放送大学教授)