モノである考古資料は、そのままでは何も語ってくれない。考古学は、モノからさまざまな方法で情報を読み取り、過去の社会や文化を復元し歴史を構築していく学問である。そこで、発掘調査や型式学・年代論・機能論・分布論などの方法論、隣接科学の考古学への応用、それをもとにした具体的な歴史の復元など、考古学の基礎を体系的に講義する。初めて学ぶ者から専門的な学習を目指す者まで幅広い学生を対象としている。
第3回 年代決定論1−相対年代と編年−
1 型式学と層位学
2 編年の方法
3 時代区分の考古学的方法
【キーワード】
相対年代、型式学、層位学、編年、時代区分、旧石器時代、新石器時代、青銅器時代、鉄器時代、三時期区分法
担当講師:設楽 博己(東京大学教授)