既に確認されている北ア・立山連峰の3カ所(富山県)と合わせ、国内の氷河は6カ所になる。
カクネ里、池ノ谷、内蔵助の3雪渓は、氷体が厚い所で25〜39メートルある。信大などの調査団が全地球測位システム(GPS)装置を付けたポールを立てて調べた結果、カクネ里雪渓は24日間で最大17センチ動いたことが分かった。年間に換算した流動速度は259センチとなる。
同様に、富山県立山カルデラ砂防博物館が調べた池ノ谷雪渓の流動速度は上流側で年200センチ、下流側で年141センチ、内蔵助雪渓は年3センチだった。