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つれづれなるままに日暮らし

「自宅被災」に備え調理体験…買い置き食材を衛生的に

「自宅被災」に備え調理体験…買い置き食材を衛生的に

少量の水で カセットコンロ使い加熱

トマトスープ麺(奥)、ワカメいため(右)、缶詰チャーハン。食器をアルミホイルで覆ったり、紙で作った器に食品用ポリ袋をかぶせたりして盛りつける=守屋由子撮影

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チャーハン用のおにぎりと卵はポリ袋で混ぜ合わせておく
 いよいよ大型連休。遠出もいいが、自宅での被災を想定し、限られた水と燃料での調理体験をしてはどうだろう。料理研究家坂本廣子さんは、「家族がそろう休日に試しておくと、万一の際に役立ちます」と勧める。

 神戸市在住の坂本さんは阪神大震災で被災し、水、電気、ガスが止まった自宅で、買い置きの食材などで調理を続けた経験がある。「食品を衛生的に調理する方法を知っておくべきだと痛感した」と話す。

 水は備蓄飲用水や給水車の水しかない想定で行う。食材は買い置きの利用が前提だが、自宅被災者にもおにぎりなどが配られる場合もある。

 冷蔵庫が使えず、手や食材、器を洗えない状況では、食中毒が気になる。菌をつけない、増やさないためには、ラップやアルミホイル、食品用ポリ袋が役立つ。食材を直接触らないよう手を覆ったり、皿などを覆ってから料理を盛ったりし、使い捨てにできる。殺菌には加熱調理が有効だ。カセットコンロを常備したい。

 調理道具では、ピーラーやキッチンばさみが重宝する。鍋の上で食材を直接削ったり切ったりすれば、まな板は不要だ。使用後は熱湯に短時間浸して殺菌消毒する。鍋は、汚れを拭き取れるフッ素樹脂加工のフライパンが便利だ。

 缶詰チャーハンは炊き出しのおにぎりを使う。「誰がいつどう作ったか、衛生面が気になる人も、加熱すれば安心」。米粒を卵液で覆っていためると、パラリと仕上がる。

 〈ポリ袋におにぎりを入れ、卵を割り入れて外から手で混ぜる。フライパンに油大さじ1杯を熱し、袋の中身をいためる。万能ネギをはさみで切りながら加え、サンマの缶詰を汁ごと入れて混ぜる〉

 タマネギ、ジャガイモなど常温保存できる野菜のほか、乾燥ワカメなどの乾物も常備しておきたい。「ポリ袋を使えばごく少量の水で戻せ、切り干し大根やカンピョウは戻し汁もだしとして使えます」

 ワカメいためは葉野菜が乏しい時にうれしいおかず。

 〈ポリ袋にワカメと水150ccを入れ、口を縛って置いておく。ワカメが戻ったら袋の角をはさみで少し切り落として水を絞る。フライパンにゴマ油小さじ1/2杯を熱し、ニンジンをピーラーで削り入れていため、水大さじ2杯を加える。軟らかくなったらワカメもいため、しょうゆ、砂糖各同1/2杯、水同1杯を入れ、カツオ節を混ぜる〉

 ゆで時間が短いそうめんで作るトマトスープ麺は、塩気のあるゆで汁ごとスープに使い、水を無駄にしない。

 〈フライパンで水2カップを沸かしてそうめんをゆで、トマトジュース、ツナ缶を加え、パセリをはさみで刻み入れてコショウ少々を振る〉

 坂本さんは「余裕のある時に試して、慣れておいてほしい」と話している。

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中山 和子 @ Facebook

中山和子 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/中山和子
中山 和子(なかやま かずこ、1931年10月16日 - )日本近代文学研究者、明治大学名誉教授。旧姓は永井。 長野県諏訪市生まれ。1950年長野県諏訪二葉高等学校卒業、明治大学文学部国文科卒業、1965年同大学院修士課程修了、同年明大文学部助手。1969年専任講師。以後助教授、教授を務め1997年退職。