altgolddesu’s blog

つれづれなるままに日暮らし

生体内酸化

Google放送大学

食と健康(’12)

食品の栄養機能、嗜好性に関わる機能、生体調節機能について、基礎から学ぶとともに、アレルギー等との関係で免疫、動脈硬化、ガン、糖尿病等の生活習慣病、さらには社会問題ともなっている食の安全性など、現代における食と健康をとりまく重要な問題について講義する

第9回 生体内酸化

地球上のほとんどの生物は酸素を用いる呼吸によってエネルギーを得ている。エネルギーを使って生命は遺伝子やタンパク質を合成するとともに、高い秩序を維持することができる。体温、血液の浸透圧、カルシウム、ナトリウム、血糖値など色々な物質の濃度を一定に維持する、この「恒常性の維持」が我々の体を理解するうえでのキーワードである。恒常性維持のためには大きな秩序、ネットワーク、即ち、エネルギーが必要である。
さらに環境汚染物質などは酸素を使った酸化反応によって解毒しているし、体内に侵入した病原菌は酸素を使って殺す。一方、酸素は細胞内で活性酸素になって、老化、癌、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こすと考えられている。生命維持に必須の酸化と不都合な酸化、両方について化学的に解説する。

【キーワード】
酸素、恒常性、エネルギー、活性酸素、ATP、ミトコンドリア

20歳の体重より20kg以上

担当講師:小城 勝相(放送大学教授)

食と健康

水曜日*|書籍*