"戦争で勝ち取った"、沖縄、ソ連
浦賀へ向かう途中、ペリー提督が沖縄(琉球)に立ち寄った話は琉球史では有名な話です。沖縄各地で郷土史が発行されてますが、私の出身地(金武町:キンチョウ)でも今から40年ほど前、郷土史委員会が立ち上がり、私の父も編纂委員に加わり、一冊の金武町史が完成しています。一編に次のようなエピソードが記述されています。近くに、そこそこ知られている鍾乳洞がありますが、ペリー提督と乗組員らがぞろぞろ我が村を探索したそうですが、村人たちは野蛮人が襲来したとしてパニックに陥り、例の鍾乳洞に避難したそうです。その時、ペリーらは数十人でその鍾乳洞の直径7〜8mの入口を取り囲み、全員で輪になり頭部だけを出して穴の中を長い時間覗いていたらしいです。穴の奥からその様子を見ていた村人の手記が記されています。『その光景はまるで、巨大な数珠か妙な首飾りのようだった』と・・・